10月8日(火)
県立博物館出前講座 十二単、鎧兜試着
本日は、6年社会科歴史学習の一環として、県立博物館の職員に来校していただき、平安時代の文化と武士の世の中に付いての理解を深めるため、出前講座を開催しました。
本日の出前講座は、2時間扱いで、まず1時間目は平安時代の文化について学びました。その中で、博物館で所有している十二単を紹介していただき、当時どのような人がどのように身に付け、暮らしていたかを学びました。
また、十二単は絹でできていますが、実際に触り心地を確かめました。ちなみに、本日用意してくださった十二単は数百万円の代物だそうです。
こちらが十二単の着付けの完成形です。2人がかりで着付けをしてくれましたが、時短のやり方でも30分はかかりました。当時の貴族の人たちは、身に付けるのも大変でした。
そして、その後は児童全員が、順番に十二単をはおり、十二単の重さを体感しました。
児童の感想です。
〇十二単について色々知ることができました。実際に着てみたらとても重くて10何キロ位あると聞いてびっくり
しました。びっくりしたのは十二単は使い捨てで洗濯をしないであるてえどつかったら捨てて新しい十二単を使
うことがびっくりしました。平安時代ははなやかなじだいということもまなび、平安時代もたて穴住居を使って
いたことがおどおきました。絹を触ってみたらザラザラしてるやつとサラサラのやつがあって絹の暑さを変えた
らこうなると知りました。
〇十二単を着てみて少し重かったです。よく見ると着物の柄が同じ物があったりしました。十二単の本当の名前が
にょうぼうそうぞくという名前の着物だとはじめてしりました。しかも使い終わったら、すぐに捨ててしまうの
がもったいないなとおもいました。
2時間目は、鎧兜をもとにした、武士の戦いの様子を学びました。今回は、2種類の鎧兜を用意してくださいました。この2種類の鎧兜から、戦い方の変化により、鎧兜も変化したことを学びました。
その後は、実際に鎧兜に触ったり、弓矢や火縄銃を持ったりしながら、当時の武士の戦っている様子を考えました。
その後は、代表により鎧兜の試着体験です。身に付けて、重さを体感しました。ちなみに、この鎧兜は、数年前にタレントの松本潤さんが主演を務めたNHK大河ドラマ「どうする家康」のオープニングに登場する鎧兜をもとに復刻した鎧兜だそうで、これもとても高価な物とのことでした。
このように本日は、なかなか触ったり身に付けたりすることができない貴重な体験をたくさん行うことができました。児童の感想の一部を紹介します。
〇今日の出前授業で平安時代と鎌倉時代の文化を知りました。まず平安時代に今の日本の多くの文化が始りまし
た。十二単を触ったらツルツルした所やザラザラした所がありました。十二単は思ったよりずっしりくる重さで
した。そして最後に平安時代は、はなやかな時代だったことがわかりました。次に鎌倉時代の文化を教わりまし
た。武士の世の中は、鎧兜などがあり長い間武士の世の中が続きました。そして戦国時代になると銃が発展して
きたので鎧が固くなりました。そして江戸時代になると、鎧兜が飾るように作られるのが多くなりました。鎧兜
を着た時、重かったです。武士の人はこれを着ながら戦っていたと思うとすごいなと思いました。この出前授業
のおかげでいろいろなことを習いました。楽しかったです。
〇十二単、兜のほうが2、3倍重く感じた。平安時代と、鎌倉時代の文化を知ることができました。十二単は
赤ちゃんより少し軽く、机よりは重かったです。鎧兜は、国語辞典4冊と半分 くらいの重さでした。平安時代
には、今にも続く国風文化が生まれた。十二単は、12枚あるから12単。ということではない。と言うことが
わかった。刀は、↷←こういう向きではなくて、↺←こういう向きだということがわかりました。 戦国時代の
ことをもっと調べてみたいなと感じることができました。体験を通して、鎌倉時代と平安時代の文化が伝わって
来ました。県立博物館に行って、中を見てみたいなと感じました。とても楽しく体験することができました。
これらは、出前講座後の児童の感想の一部ですが、主体的・対話的で深い学びができた様子が伺えます。本日は、このような貴重な学びの場を提供してくださった県立博物館の皆様に感謝申し上げます。